夜の涼しい風が気持ちいい
二人並んで歩く
「私、引っ越したらキッチンも少し広くなるから料理練習しようかな」
何気なくそう呟くと末永は眉間にシワを寄せる
「大丈夫か?家燃やさないようにな?」
冗談交じりで笑う末永
「だ、大丈夫よ!」
そう口を尖らせる
「じゃ、俺が毒味してやるよ!」
「毒味って失礼な‼」
末永の事を睨むと末永は優しく笑う
「そういや引っ越しってお前一人でやんの?」
そんな言葉に私はシュウジクンたちの言葉を思い出した
「あぁ、一人でやるつもりだったんだけど、シュウジくんたちが手伝ってくれるって!」
そんな言葉に末永は真顔になる
「何でシュウジ?!」
私は首を傾げる
「今日引っ越しの事話したら手伝おうかって言ってくれて!」
末永は私から目をそらし
少し早足になる
「何で俺に言わないわけ?」
な、何か怒ってる…

