ご飯も食べ終わり、また末永の部屋に行く
その時も妹の顔を思い浮かべた
最後に見た妹の泣きじゃくる顔
「お金なんかいらない。行かないで」
そう言って私にしがみついていた。
それを振り払い、私はこの街に来た
そして今、私は何事もなかったかのように、笑って暮らしている
恋までしている
あの母親の近くで大丈夫だろうか。
そう心配になるけど、今更あの家には行けない
お姉ちゃんを許してなんて言えない
ただお金を手渡して捨てたんだから
そう考えながらぼーっとしてると末永も部屋に入ってきた
末永は私の顔を見て少し淋しそうな顔をした
そして、私の前にしゃがみ、私をそっと引き寄せる
末永の胸の中
温もりを感じる
「何か嫌なこと思い出した⁇」
落ち着いたトーンの末永の声
そんな声も好き

