寝転がると日差しが眩しくて目を細めた





私の隣に末永も寝転がる




前まで同じこと何回もやってきたけど、また違う気持ち





今までは一人だったけど、今は一緒にいる。そんな気持ち






私は今までのことを思い出す




「ねえ、末永?」




「ん?」





「覚えてる?末永がさ、私にこう言ったこと。



私は水槽に魚がいっぱいいて、一匹違う魚がいたらどうなるかって」





「あぁ、住む環境が違いすぎて死ぬ」




末永はそうつぶやいた





「本当にそうだった。私、みんなに、みんな色に染まるのが怖かった。だから違う種類のふりをしてた。


でも結局それが苦しくて辛かった。」





「ま、俺が言ったのは魚の話」





「ふふ、それもあの時言ってたね。あと、私に近づいてくる人ってみんな私に気があって、結局は私とただ寝たいだけって思ってた。末永もそうだとおもった



でも全然違かったね?末永は。
今はこんなに仲いい友達だしね?」




そう笑って末永をみると末永は真剣な表情で私を見る




「でも、これからは違うかも…」





「え、何で?」





末永は少し顔を赤くして上を向いた



「何でもねえ。」