「本当に彼方…?」

「あぁ。」

「おい、みぃな、彼方って?」

「彼方は私の幼馴染なんだけど…」




私は変わり果てた幼馴染を見た。



なんでこんなチャラくなったんだ…



「彼方とか言ったな…」



野音がガタッと席を立つ。



「なんだおめぇは。」

「私はみぃなの親友、野音!
みぃなに手を出してみろ……ただじゃおかねぇぞ…」




野音は彼方をキツく睨みつける。





「ざけんなよクソアマ…」





2人は睨み合ったまま、私の横に立っている。




「こ、ここで喧嘩しないでよ!」

「わ、悪りぃみぃな…」

「チッ」



彼方は舌打ちすると、机にカバンを置いて何処かに行ってしまった。