今は高校までの通学路を歩いている途中。 その歩いている間にも《幽霊》と呼ばれるものは沢山いる。 例えばさっき話しかけてきた二人組のアラサーぐらいの女とか、 散歩途中のお爺さんに憑いてるお婆さんの背後霊とか、 ただ、そいつらは相手にしてはいけない。 何故か。 生身の人間と話せるのを面白がって大量に寄ってくるからだ。