「…………何も起こらないじゃない」 最初に沈黙を破ったのは千波だった。 「うん……だね」 苦笑い気味にやっぱりかーと俺の向かいに座っている太一が言う。 いや、待て。 何も起こらない? そんなことは、 『わわっ、 ど、どうましょう…ッ!! 召喚されてしまいました…!』 太一の後ろを見てから言え―――――!! 『は、はは初めまして人間さん方ー…………なんちゃって…』 俺は太一の後ろに現れた 謎の狐耳が生えた少女を見て 固まるしかなかった……。