目的は、足立のいつもの性格とかを探るだけ
それが終わったら、とっとと事務所に帰る
こんなとこ、彼女に知られたら
ちょっとヤバイしな
…
「お待たせしました~」
さっきの女が戻ってきた
その後ろには、女が二人
隣の清水を見ると、アタフタしてる
「えっと…ナツミです!今日はいっぱい喋りましょう?」
俺の方に寄ってきた女は、すごい若そうな女だった
…童顔なだけか?
俺が見るには、15、6歳って感じがするけど
…そんなわけないよな…
なんて考えながら、ボーっとしていると、女が戸惑ったように話しかけてきた
「あの、お名前は…?」
「あ、桐生」
「…下のお名前は?」
下の名前も教えんのかよ
…本名はやめとくべきか…
「あー、マサト。」
なんでかわかんねぇけど、マサトが思いついた
…て、か…
アイツは大丈夫か!?

