それに比べてあたしは……

背も小さいし、胸もない……


普段は、

「まだまだ発展途上なんだ!」

って、笑ってるけど……


実は、気にしてたりするんだよね……


……う~!

こうなったら、麻紀ちゃんの姿を目に焼き付けてやる!

そうすれば、あたしの体もうらやましがって、もう少し頑張ってくれるかもしれない!


そんな淡い期待を胸に、あたしは麻紀ちゃんの体を見つめた。


「な、何よ、さくら! あ、あんまりジロジロ見ないでよ!」

「うん、大丈夫!」

「う、うちが、大丈夫じゃないんだってー!」


浴室に、麻紀ちゃんの悲鳴が響き渡った。