そこまで思って、さくらは激しく頭を振った。 「今日は入学式なんだから!」 そして、再びその歩みを進める。 「……どんな子が来るのかな?」 涼介を頭から追い出し、まだ見ぬ子供たちへの期待と喜びを言葉をにする。