コイスルハナビラ SAKURA

そして、更に驚きだったのは、その賑わいの中心が麻紀ちゃんだということ。

ほとんどのお客さんが、麻紀ちゃんのことを知っていたんだ。


「おっ! 今回も来たんだね!」


「綺麗になったねぇ」


「麻紀ちゃん、注文お願い」


色々なお客さんから声をかけられ、その全てに笑顔で対応している。

しかも、ちゃんと業務をこなしながら……


「麻紀ちゃん……凄い……」

「彼女、凄いよね」

「はい……って、きゃっ!?」