「大丈夫、そのこは絶対おっけーしないもん」
からめるを撫でながら自信気に言う、菜兎。
そんな確信あるのだろうか。
誰なのか、そう尋ねると、返って来た言葉は、
「黒猫ちゃん」
だった。
「はぁ?黒猫なんかに告る奴今時いねぇーよ」
まったく情報を知らない怜でも分かる。
黒猫とは、俺の学校で一番強いと言われてる女、黯稀 嵐登。
なんで黒猫なのか、詳しくは分からないけど、
名前にくろが入っていて、黒猫みたいに目が鋭いからとか・・・。
「皆が、告白しないからするんじゃんかぁ」
告白なんかしたら、ぶっ飛ばされるだろ。
「まぁまぁ、やってみなきゃわかんないし、罰ゲームは4分の1じゃんっ?」
いや、それでもだめだろ。
取り合えずルールせつめーいとか言って、ひとりで拍手をする菜兎。
「いや、あのなぁ?」
そう言った、怜を無視して話し始めた菜兎。
「ゲームは簡単だよ。マリ○カートで負けた人が罰ゲームー」

