コン

早坂くんが私の机を軽く叩いた。

「・・ん?」

「お前って、すぐ耳赤くなるのな」

自分のほっぺたを触りながら意地悪そうな表情をして。

「えッ、そんなに?」

つい、自分の顔を隠す。

「はははッ、リンゴみてぇー」

すぐ赤くなるのは自覚済みだけど、実際に言われると恥ずかしいもんだな・・。

「う、うるさいな」

「ごめんて」

絶対悪びれてないよね・・。

早坂くんの軽いノリに流される私。