しばらくして、給食委員、風紀委員、交通安全委員などはやっと決まった。

でも評議委員が未だに決まらない。
評議委員は生徒会と同じような役割で他の委員に比べてかなり面倒くさい。

やっぱり誰もやろうとする気配ゼロ。

このままじゃ誰も決まりそうにない・・。

・・・よし。

「あ、の・・私、私やります」

ゆっくり手を上げると注目がザッと私にいって。

「本当か?!須藤。おい、須藤を見習えよ」

あっくんは一気に笑顔になった。

しょうがない。誰かがやらなきゃいけないんだ。

・・でも男子は決まりそうにないかも。

と、リオ君が手を挙げた。