「須藤さんだよねー?菜緒ちゃんって呼んでいい?」

「いいよ!じゃあ・・」

「ユイでいいよ♪」

「わかった!ユイ」

「てかさー朝!早坂、菜緒ちゃんに無茶ぶりしてたよねー?」

ユイは早坂を軽く睨む。

「あぁー、そんなことしたっけか?」

「しぃーたぁー!!」

「うん、ごめんな?菜緒」

リオ君は子犬みたいな表情で私を見る。

きゅん・・。

また私の胸が締め付けた。

なんだろう・・さっきから・・。

「うーわー、なんかアザトー(笑)」

「そんなつもりじゃねぇよー」

「こいつは昔から色んな顔すっからな」

「・・カズは俺の何を知っている?」

3人のやりとりは、とてもスムーズで。

さっき出会ったとは思えないほど意気投合してて。

ますます自分の存在がちっぽけに見えた。