「え?」

リオ君の視線の方を見ると。

そこには明るい茶髪を綺麗に巻いて、長い睫毛に大きな瞳。
ほんのりと焼けた肌が印象的な、すごい可愛い女の子がいて。
でも、泣いていて。

「どどどうしたの?確か・・松本さん、だよね?!同じクラスの・・」

私が慌てて松本さんの方へ行き、背中をさすった。

「コウ君のバカーーーーーーーー!!!!」

「?!」

いきなり叫ぶ松本さんに3人は動揺。

「こ、コウ君?」

カズが口を開いた。

「あたしの彼氏!!一緒の高校行こって約束したのに、落ちるんだもぉぉおん・・」

せっかくのメイクが落ちて目が真っ黒になっていた。

「・・ぷっ」

と、リオ君がそれを見てか吹き出した。

「ちょっ、リオ君・・!!」

失礼だよ!と目配せする私をよそにリオ君は笑い続ける。

「ぶっさいくなパンダー」

「な・・ッ!!」

り、リオ君・・・(汗)