「おー、リオナオコンビ?」

「そー、かわいっしょ」

私が戸惑っている間に2人の中で会話が既に進んでいた。

すると、カズと呼ばれる男の子がもう一回私を見た。

「まー、今朝の自己紹介で聞いたと思うけど、藤原和馬。カズでいいよ!よろしくね?菜緒」

「よよ、よろしく・・」

リオ君もそうだったけど、気軽に下の名前で呼ぶからこっちがドキドキする。

と、リオ君が口を開く。

「カズとはちっちゃい頃からの幼馴染で親友なんだ。な!」

「腐れ縁な」

「ひっでぇー!!」

2人のやりとりが何だかおかしくて。

自然と笑顔がこぼれる。