「つまり、俺は....」

「うん、まだまだやね
前、聞いたけど中学校からの親友の
ユキちゃん、咲ちゃんから聞いたみたいやけど...泣き顔はみたことないって
ゆうてたわ」

だれも見たことのない泣き顔

「たぶん強がりなんよ
感情も表に出さへんしね
その分、人のことは人一倍理解してる
観察力があるんよ」

「酷いな.....咲は
俺のことを信じてないって」

「行ってらっしゃい」

「行ってきます....その前にお金」

「ここはうちの奢りでええよ
それより咲ちゃんのとこはよいってやり
きっと待ってるわ」

「ありがとうございます
失礼します」

「うん、またね」

俺は咲のところへ走り出す