好きな人。



放課後



「そうだ日直、ちょっと仕事を任せたいんだけど」

担任がそんな事を言いだした。


「えー?」

「なんのー?」

あたしも観星も、余計な仕事はやりたくないという事で合致した。


「これ、国・数・英、と皆のプリントなんだが。ホッチキスで止めといてくれないか?」

「嫌です」

「んじゃ、ホッチキスで止めといてくれ」

「えー?」

「だーいじょうぶだ!久原先生と市川先生には言っておくから、な!」


にぱっ、て笑ったその笑顔は、「お前らの異論は認めねェぞ?」と語っていた。




結局、あたしは日誌、観星はプリントをやることになった。