私はいきなりあきらくんが目の前に現れ言われた。と、いうか告白のようなものをされた。突然告られ、

『はい。こちらこそ』

って言えるはずがない。今、抱きしめられているのがあきらくんではなく悠真がいい。
あきらくんは、強く抱きしめてくれてる。私のために汗をかいて… 。
でも、悠真の抱きしめ方は優しく宝物を大切に抱くように抱きしめてくれる。やっぱり、彼の気持ちには答えられない。
悠真が走ってやって来た。悠真が驚いてこっちにゆっくり歩いた。