菜々さんが1人で下駄箱で待っている。きっと、悠真を待っているのだろう。これは、悠真がいないうちがチャンスだと思い菜々さんのほうへ向かった。
彼女の目の前にたって俺は、 菜々さんを抱きしめた。俺の本気…他の人からパーフェクトなどと言われるけど決してパーフェクトでは無い。だって…"恋"と言うものが欠けているじゃないか。俺は、すべてを本音にした。

「俺…入学式から菜々さんのことが好きだ。一目惚れでずっと見ていた… 。お願いだ…付き合って…」

と言った。悠真になんか渡したくない。そんな気持ちで心がいっぱいだった。