「フッ
ホントお前、バカ」
「…っ!?」
ひ、酷い…。
バカは傷つくよ…。
「…ま、そこが気に入ったんだけど。
そろそろ送ってくわ」
そう言って北村くんは、電話をし始めた。
はい、どうせあたしはバカですよ…
北村くんの最初に言った言葉は小さくて聞こえなかったけど、きっとバカ、的なこと言ってたんだと思う…。
___それから、亀山さんに家まで送ってもらうことに。
…なぜか北村くんも「…見送り」と言って車の中。
「もう19時50分かぁ…
お母さんたち心配してないかなぁ…」
ポツリ、と言ったつもりだったけど…
「お前の母親には連絡入れてあるから、大丈夫だろ。
なんか、逆に喜んでたしな」
「そっ そうなの!?」
いつ、連絡入れてくれたんだろう…。
……じゃ、なくって!!

