学園王子様は、俺様です。



「話ってなぁに?」



なんで那月がこんなにニコニコしてんのか、わかんねぇけど…


俺は口を開いた。



「…もう、那月が呼んでも俺はそばにいてやれない」




ハッキリと那月の目を見て言う。



その瞬間、今までニコニコしていた那月の顔が、急に悲しそうな顔になった。



「…涼ちゃん…なんで?」



なぜか那月の声が震えている。



「朱里を不安にさせるから。
今…ちょっと上手く行ってねぇの。

俺がこういう事するせいで、たくさん朱里を不安にさせた」




これ以上、朱里を不安にさせたくない。



すると、那月がポロポロと泣き出した。



「那月!? どっか具合悪いのか?」



俺はそう言うけど…那月は首を横に振る。


「…行かないで…」



そして、那月は小さい声でそう言った。




「…那月、なんでだよ?
なんでそんなこと言うんだよ」




意味がわからない。
普通なら「そうだよね」とか言うんじゃねぇの?



「涼ちゃんの…鈍感バカっ…」



「…はぁ!?」



今、鈍感バカつった?
どこがだよ…と思っていると。



…那月が衝撃的な言葉を言った。