「涼ちゃん! 私、涼ちゃん家行きたいなぁ〜」
那月はさりげなく俺の腕をつかむ。
そんな俺らを見ていたオンナたちは…
「え、新しい彼女!?」
「会長が認めたっていう女の子と別れたのかな!?」
「北村様は私たちのよーっ!」
口々にそんなことを言う。
…俺の彼女は朱里だよ。
お前らふざけてんのか。
と、俺の心はイライラ。
「涼ちゃんと恋人に見えるんだね〜っ」
横にいる那月は嬉しそうに笑った。
今日は亀山は呼んでない。
那月は俺の家に来たいと言ったけど、近くの公園で話をするつもり。
「…那月、悪いけど…公園で話がある」
那月が「うん♪」と嬉しそうに返事をしたあと、
俺は那月を公園に連れて行った。

