学園王子様は、俺様です。


あたしも…独占欲があるんだ…。



嫌な女だな…。




「飯倉さん…1人なの?」




もうお弁当を食べ終わり、席でぼーっとしていると…



後ろのドアから、聞き覚えがある声がした。



「あ…成田くん…」




見ると成田くんが立って居て…。



ものすごく、久しぶりの感じがするな…




「アイツと一緒にいないの??」



成田くんは、あたしの席に近づく。




『アイツ』って…北村くん、だよね…。




「…うん…」



「飯倉さん…何かあった?
目腫れてるよ?」



…え…まだ目腫れてるんだ…。



あたしが戸惑ってると。





「…何があったかは聞かない。

だけど…飯倉さんが泣いてたなら…アイツのせいだろ?

…ちょっとこっちに」




そう言って、成田くんはあたしを非常階段の方へ連れて行った。



…人が少ないから…連れてきてくれたのかな…?




「飯倉さん…」



成田くんがあたしの名前を呼んだから、上を向くと…。