ーー昼休み
あたしは教室にいる。
いつもなら屋上に向かって居たんだなぁ、なんて考えながら、スマホをいじる。
ーードクン、
北村くんからのメールは10通を超えている。
でも、見ない。
見たら…話してしまいそうになる。
そんなのは、迷惑なんだから…。
でも…自然と目は北村くんを追ってしまう…
あ…教室でるのかな…
そのとき。
バチッと、お互いの目線が絡み合った。
ドクン…なんで…
なんで…そんな悲しそうな顔をするの?
あたしが逸らせずにいると…
「北村くぅーん♪
ご飯食べよう♪」
女の子たちが北村くんを囲む。
「…うん、いいよ」
ーードクン
北村くんは、その子たちと一緒に…教室を出て行った。
なに…なんでこんなにモヤモヤして苦しいの…?
北村くん…いいよ、って言って行っちゃった…。
自分から食べられないって言っといて、あたしが北村くんと食べるのに、なんて思ってる…
あたしの北村くんだよ、って思ってしまう…。

