その間にあたしは北村くんにメールを打った。
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今日のお昼は舞ちゃんと食べるね
お弁当を作り忘れちゃったから、パンを食べてね
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メールを打ちながらごめんなさい、とつぶやく。
お弁当作り忘れたなんて、嘘。
今日も北村くんに「美味しい」って言ってほしくて作ったよ。
でも、作り終わって気づいたの。
あたしが…こんなことしても迷惑なんじゃないか、って…。
「朱里…目は大丈夫?」
舞ちゃんが戻ってきたみたい。
あたしは急いで送信をタッチした…
「うん、大丈夫だよ〜」
あたしはニコッと笑う。
「そっか…あのね、朱里に言わなくちゃいけないんだけど…
今日、もし北村君とお昼食べなくないつもりでも、
わたしが今日用事あって一緒に食べてあげられないんだ…」
その言葉を聞いて、あたしは動揺する。
さっき舞ちゃんと食べるって送っちゃった…。
でも、まぁ…1人で食べてもバレないよね?
「うん、大丈夫だよ」
「そう…本当に北村君と話さなくていいの?」
舞ちゃんは最後に聞くけど、と言ってあたしを見た。
「…うん…話さない…」
あたしはもう、決めたんだ…。

