「私のことは那月でいいよ。
私は朱里って呼ぶから。」
「は…はい…」
いきなり…呼び捨てかぁ…。
「あと、同い年なんだから敬語なし!
あ、私ここでバイトしてるんだ。
特別にドリンク無料だから、今なにか持ってくるね」
「あ…っ那月さん、あたし大丈夫だから…」
「那月」
「…うん、那月…ちゃん…」
そう言うとまだあまり納得しないながらも、
…那月ちゃんは、ドリンクを取りに行ってしまった。
仲良くもないのに呼び捨て…なんて。
なんだかそれは抵抗がある。
あたしは仲良くしたくないくらいなんだけどな…。
那月ちゃんて、行動力あるし、姉御肌だし…あたしとは正反対。
「はい、ココアだよ」
コト…とあたしの前に、ココアが置かれた。
「ありがと…う…」
いい香り…甘そうで美味しそう…。

