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放課後になり、生徒は教室を次々と出て行く。
あたしは、帰りの準備をしていた。
「朱里、仲直りできて良かったね♪
放課後デート楽しみなよ?」
「うん! ありがと舞ちゃん。
楽しんできます!」
舞ちゃんは笑顔で「じゃあね」と言うと、教室を出て行った。
ほとんどみんな、いなくなって…
教室にはあたしと北村くんしか残っていない。
「ほら、帰るぞ」
「うん!」
あたしの席に北村くんが来たと同時に…北村くんは、あたしのカバンを持ち上げた。
「あっ、自分で持てるからいいよ?」
「玄関まで持ってやる。
…今日、お前に嫌な思いさせたし。
このぐらい、させろ」
__ドキっ
気にしてくれてたんだ…。
北村くんのその優しさ…反則だよ。
いつも口悪かったりするけど…やっぱり優しい…。

