___ぐぎゅぅぅぅぅ
…あたしのお腹から、ものすごい音が鳴った。
「…わっ!」
なんでお腹鳴るのーー!?
『お腹空いてない』って言ったばかりなのに…っ
「…強がってバカだなお前。
…ほら、これ食え」
ポスッとあたしに向かって投げられた何か。
…あんぱん。
北村くん…。
「…ありがとう」
あたしは、北村くんに小さくお礼を言って、ちびちびと食べ始めた。
「お前さー…
朝俺が言ったこと、忘れたわけ?」
少し北村くんと距離をとって座っていたから、北村くんが、あたしの方まで歩いてくる。
…?
__グイッ
「きゃっ…!」
北村くんに、腕を持ち上げられ…
「…お前は俺の隣なの」
さっき北村くんが座ってた場所の隣に座らせられた。
__ドキドキ…
またドキドキしてきた…
なに、これ…
あたしは、北村くんの隣であんぱんを食べることにした…んだけど。
ふと北村くんを見たら、菓子パンを食べている。
…また、今日も??
北村くんて、お弁当食べないのかな…
ん? お弁当…お弁当…
「…あーっ!!」
「うわ、何だよいきなり…」
あたしがいきなり叫んだからか、北村くんは驚いている。

