それにしても…
「北村くん人気だなぁ…」
つい、思ったことが口から出てしまい…慌てて口に手を持っていったんだけど…。
「あ〜らら♪
気になってるんだね〜??」
バッチリ舞ちゃんには聞かれてしまった。
「…うぅ」
「…まぁ、学園の王子様だからねぇ」
…北村くんの席の周りには、女の子たちがいっぱい。
そこから、ハートのオーラが漂っている…。
北村くんは、相変わらず王子様スマイルで笑顔だし…。
…なんか、モヤモヤする…。
「朱里、モヤモヤしてる?」
「…ひょえ!?」
舞ちゃんが今あたしが思ったことをサラッと聞いてきたから、
ビックリしすぎて、変な声が出ちゃった。
「あはっ
朱里かわいいなー♪
図星でしょ〜?」
「かっ、かわいくないからね!?
…うん、今モヤモヤした…」
舞ちゃんは、なんでもお見通しだなぁ…
「ふふっ そうなんだ〜?」
「…あれ?
教えてくれないの…?」
てっきり、なんでモヤモヤしたのか教えてくれると…。
「教えたら、意味ないもの。
あ、朱里…今日は一緒にお昼食べられる?」
なんだぁ…。 教えてくれないんだ…。
…あ、今日というか…ずっと一緒に食べられないって言わなきゃ!
「あのね、舞ちゃん。
そのことなんだけど……今日からね、北村くんと食べることになって…」
舞ちゃん、怒るかな…。

