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それは去年のクリスマス暴走の時。




あたし達はいつもより遠出をした。




あたしは車を降り、辺りをブラブラしているとどこからか怒鳴り声と殴る音が聞こえた。




音のする方へ行ってみるとそこにはダークブラウンの髪の顔が綺麗な男が13人相手に闘っていた。




その男はあたしの方をみると少し目を見開いて




「…桜豹」




と言った。




あたしはそのダークブラウンの男に近付いて



「お前はなんの為に喧嘩をしてるんだ?大事なものでもあるのか?」




そう聞くとダークブラウン君は




「…大事なもの。…天空のみんなだ。」




それを聞き、




「だったらその大事なものの為に拳を使え。この喧嘩、お前がふっかけただろ?」




「なんで…わかった?…最初から…いたのか?」




「いいや、勘。ちゃんと大事なもの、守れよ?」