そして、ドアの開くおとが大きくなった。



「ルチア!?」


そこにいたのは、私が願ったアロンだった。


「どうした!?ルチア!!」



『ちょっと・・・・・・ゲホゲホ・・・・・・しゃべ・・・・・・り・・・すぎ・・・た・・・』


前にも、なれないのに長時間喋ると、肺がついてこなくて吐血などがあった。
前科があるのに。自分の馬鹿さに嫌気がさす。



「わかった。わかったから、もういいよ。しゃべるな。」


背中をさする大きな手が暖かかった。

咳がおわると過呼吸気味になってしまった私にちかくの袋をとって口元に当てた。



「すって。・・・・・・・・・はいて。・・・・・・・・・」



ゆっくりと落ち着いてきた呼吸。
もう大丈夫、という意味でこくりと頷いた。