「きをつけていけよ!後で俺も行くからな!」
ニカッと笑うルクア。
どうして同じ血が流れているのに、
こうも顔が違うんだろう。
「ルチアっ!お前、ほんっとーに可愛いからな!気をつけろよ!」
そういうルクア。
あなたの方が数万倍かっこいいと思うけど。
じぶんは中の下くらいだと思う。
『・・・・・・・・・大丈夫。』
「ま、俺の教えたとおりにすれば大丈夫だかんな!・・・・・ほいっ!行ってらっしゃい!」
ドン、と背中を押されて道へでた。
『・・・・・・・・・行ってきます。』
すこしだけ微笑んで学校へ向かった。
「やっぱ、俺の妹最高。」
なーんて言っているルクアの一言は聞いていなかったけど。

