不器用な人。
小さい頃『父親に見捨てられた』と感じたトラウマと、
家に一人で居る寂しさから、人を求めた。
人を求める為に元気で明るい彼で居て…
そんな彼に愛を訴えたのは、彼の外見と人を求める姿に惹かれた女の子たち。
そんな女の子に自分の存在価値を求めたのは不器用な彼。
『寂しい』
『傍に居て』
『俺(内面)を見て』
『置いて行かないで』
彼の内側に秘めたものは、
気づいてもらえず去って行く彼女たち。
そんな彼女たちの背中を見ながら彼は、
『俺の存在ってなんだろう』
と絶望的に考えるのだろう。
不器用な彼はその繰り返し。
傷は治らず大きくなるばかり。
「………その事、いつも一緒に居る友達には…?」
話したの?相談した?
そう聞きたい私に、
彼は首を横に振る。

