臆病者のシーソーゲーム(仮)







「お祭り?うん、いいよ」



体育の授業後に更衣室で着替えながら美希に聞けば、
すんなりとOKをしてくれた。





そんな訳で1か月以上先の予定を早々と決めたくせに、


明日からのテストに備えていた…って事は無くて……



その日の夜からテストが終わる日まで、睡眠を削りながら必死こいてテスト勉強した訳で………





テスト終了の日、

達成感のある美希に比べ、

私と堀川はやつれた顔をしていた。








「も~!ボーっと立ってるだけじゃ掃除の邪魔だからゴミ捨てしてきて」


掃除の班は出席番号順だから美希と一緒なのだけれど、

徹夜明けの私は戦力外通知をされゴミ袋を持って教室を出る。


ゴミ袋は体育館近くにある小屋に捨てる為、一回靴を履き替えなきゃで面倒くさい。


1階まで階段を下りて下駄箱で上履きとスニーカーを履きかえる。



外に出れば、ジリジリと太陽が肌を刺激して、生暖かい空気が身体を包む。