憎悪と、懺悔と、恋慕。

 

 「・・・じゃあ、コーヒーをお願いします」

 「はーい。 すぐ用意するから、早川さんはソファーに座っててー」

 木崎センパイのお母さんに言われるがままソファーへ。

 リビングのソファーは、木崎センパイの部屋のヤツ以上に高そうで、ワタシが普段寝ているベッドよりデカかった。

 言うまでもなく、座り心地は最高で。

 でもワタシは一般庶民なワケで。

 お尻にそこはかとない緊張が走る。

 あぁ、もう。 帰りたい。