憎悪と、懺悔と、恋慕。

 

 あぁ。 神様、ありがとう。 今年のプレゼントは今までで1番最高だった。

 憎まれてはいるけれど、木崎センパイに『凄く良いコ』って言ってもらえた。

 好きになってはもらえないけれど、これで充分だ。

 木崎センパイの手の感触を覚えておこうと『きゅう』と握り返す。

 そんなワタシの指の間に、木崎センパイが自分の指を絡ませてきた。

 木崎センパイは、ワタシの気持ちに気付いているのかもしれない。

 今日は、恋人たちが愛を確かめ合うクリスマス。

 抱き合って、キスをして。

 木崎センパイは、そんな聖なる夜に、憎くて好きでもない女に、木崎センパイなりの最大限の優しさをくれた。

 大好きな人の指は、細くて長くて、本当に綺麗だった。