憎悪と、懺悔と、恋慕。

 
 ・・・趣味じゃなかったか・・・。

 木崎センパイの趣味が分からなくて、店員さんに相談しながら買ったというのに、失敗してしまったのか・・・??

 ガックリ肩を落としていると、

 「・・・早川さん、被ってる」

 木崎センパイが『開けてみて』とワタシの前にプレゼントらしき袋を置いた。

 袋から出てきたのは、スヌードだった。

 『丸被り』

 声もプレゼントも見事に被って、2人で笑ってしまった。

 「彼女じゃない女のコへのプレゼントって難しいよね。 高価なモノあげるのも違うと思うし、変に重いモン貰っても困るだろうし・・・ってなったらコレかなぁって」

 木崎センパイがスヌードを買った理由さえも、ワタシと被っていた。

 「分かります分かります。 ワタシも理由一緒です。 スヌード、今日の帰りに早速使わせてもらいます。 ありがとうございます」

 正直、木崎センパイからのプレゼントなら、ティッシュ1枚でも、ハブラシ1本でも嬉しい。

 なんなら今、首に巻き付けたい。

 「どーいたしまして。 オレも今日早川さん送る時に巻かせて頂きます。 どうもありがとう」

 『気に入った』なんて木崎センパイが言うから、嬉しすぎて鼻血が出そう。