憎悪と、懺悔と、恋慕。

 
 木崎センパイが料理を取り分けてくれて、いっぱい食べて、いっぱい喋って、いっぱい笑って。

 ワタシが持ってきたケーキに、木崎センパイのお母さんが目を輝かせてくれて。

 美味しくて、楽しくて。

 お腹も心も満たされた。

 他人様の家だというのに、ソファーに座りながら満腹になったお腹を『ポンポン』と叩きながら寛いでいると、

 「ねぇ、莉子ちゃん。 気に入るかどうか分かんないけど・・・」

 木崎センパイのお母さんが、綺麗にラッピングしてある箱をワタシの前に置いた。

 「・・・頂いてもいいんですか??」

 なんだか高そうなその箱。

 「もちろん。 開けてみて」

 木崎センパイのお母さんに言われるがままその箱を開けると、

 「・・・おぉ」

 それはそれはお高そうな、最早に付どこけて行けば良いのかさえ分からない、煌びやかな髪飾りが入っていた。

 「・・・ありがとうございます」

 これはヤバイ。 使う機会がない。

 そして、ワタシが買ってきたプレゼントが出し辛い。 値段が違いすぎる。

 ・・・が、貰っておいて何もプレゼントしないのは、もっとありえない。