憎悪と、懺悔と、恋慕。

 
 「何疑問系にしてるんですか。 しかも今の、オブラートに包んでるつもりですか?? 全ッ然ですよ。 ボロボロですよ、そのオブラート。 木崎センパイの場合、贅沢に2、3枚使ってくれませんかね?? お金持ちなんだから」

 だからムキになって言い返すも、

 「そんなふんだんにオブラート使っちゃったら、結果オレが何言いたいか分かんないでしょ。 早川さん、頭が・・・イっちゃてるから」

 アッサリ反撃されてしまった。

 「木崎センパイ、それ、最早悪口です。 言っときますけど、ワタシは平均点は取れてるんですよ。 ワタシの下にも人はいるので、ワタシの事をバカ扱いしないで下さいよ」

 「あぁ、下には下が」

 「・・・・・・」

 頭の良い木崎センパイに、ワタシの様な人間が言い合いで勝てるわけがなかった。 でも、

 「嘘嘘。 別に早川さんの事、そこまでバカだとは思ってないから。 馬鹿にするのが楽しいだけ」

 木崎センパイが楽しいなら、馬鹿にされるのも悪くないなって思ってしまう。

 恋ってやっぱり凄いんだ。