もうずっとずっと、昔のこと。

あなたはきっと、おぼえていない。


花壇のそばで泣いていた、
膝を抱えた
あなたのことは。


どうしたらいいかわからなくって、花冠を頭にのせたんだ。




「お姫様みたいだね」




って。