あの日から莉奈と会ってない。 なんとなく気まずくて、連絡を入れることができないでいた。 何度かこういうことはあって、あいつはいつも笑って許してくれていたから今回も、甘えていた。 でも、どうしても会いたくて仕方がなかった。 あいつが足りなくて、仕事に支障が出ることさえあった。 バカだろ、俺…。 『会いたい』 その一言だけ送った。 『私も。』 数分後帰ってきた返事に俺は少し頬が緩んだ。