結婚に愛はあるのか?

「もぅ、うるさいな~。朝から何玄関で

もめてんのよ…ぁ、陽介。どうしたの?」

頭ボサボサノ、寝起きまるだしな沙織が起きてきた。


「それ、仕事の書類」

「あ~、ありがとう…で、何で愛の手なんか握ってんのよ?」

…2対1。

私を連れて行こうとする陽介を睨みながら、

沙織も、優也の手の少し下を、ガシッと掴んだ。


「…オレは、愛に話があるんだよ。放せ」

溜息交じりにそう呟いた陽介。


「訳言わないなら、離すもんですか?!

愛は、私の大事な大事な子なんですから!」

そう言って陽介を怒る。


・・・しばらくの沈黙の後、陽介が言った。


「オレの嫁さん」

「「「?!!」」」

陽介の言葉に、驚きを隠せない3人。

眉間にしわを寄せた優也。

目を見開く沙織。

…誰が嫁になった?と言う顔をしてる私。