結婚に愛はあるのか?

「おい、沙織、晩飯で来たぞ」

テーブルに並べた料理。

湯気を上げ、いい匂いが漂う。


「う~ん・・・後で・・ムニャムニャ」

「「プッ」」

寝言のようにそう呟き、沙織は気持ちよさそうに眠ったままだった。


「もぅ、コイツ放っておこう。オレは腹ペコだ」

「いいんですかね?」

眠ったままの沙織を見ながら、そう呟く。


「いい、いい。起きるまで待ってたら、せっかくの料理が

冷めるから。ほら、いただきますは?」

そう言って手を合わせた優也は、私の方をジッと見る。


私も慌てて手を合わせた。

「いただきます」

「あ、いただきます」

そう言いあい、食べ始めた。

「う~ん…美味しい」

「プッ・・・幸せそうな顔するな」

「だって、本当に美味しいから。ぁ、お暇な時に、

料理とか教えてもらっていいですか?

もっと料理、上手になりたいから」