結婚に愛はあるのか?

沙織はプンプン怒っている。

遠藤さんは、笑っている。

・・・いいな、喧嘩してても、なんだか、仲良しに見える。

こんな優しい二人だと思うと、気を許せるような気がした。


「遠藤・・・何さん?ですか?」

私は遠藤さんを見上げ、問いかけた。

会社名と、名字は知っているけど、下の名前は、知らない。

名字で呼ぶと、間違えて、沙織が返事しそうだったので、

名前を聞いてみた。


「オレ?・・・優也。沙織より3つ上だから、26かな?

改めて、宜しく」

そう言って微笑んだ優也。


「優也さんですか、私は鈴木愛って言います。歳は19です。

もう少しで、二十歳何ですけど・・・

こちらこそ宜しくお願いします」

そう言って頭を下げた。


優也は、私の年齢を聞いても、あまり驚かなかった。

なぜだろう。

「・・・やっぱり」

「・・・え?」

「どう見ても10代だと思ったよ。

他の女子社員より、ピチピチだし」

そう言って笑った。