中学二年になり、私の前では、ケンカをする事もあったけど、

仲の良かった両親。・・・まさか、

突然両親が離婚するとは思わなかった。


愛に無頓着だった私。

両親から可愛がられ、姉妹にも可愛がられた私は、

それがどれほど幸せで、どれ程愛されていたのか、

両親の離婚をきっかけに少しだけ分かった気がした。


でもそれと同時に、

愛は存在しない、愛は永遠などではない

偶像だと思い知った時でもあった。


だから、彼氏が出来ても、

『好きだよ』と言葉では言っても、

心から好きだと、愛していると思う事はなかった。


そんな私は、一人暮らしを始め、

男をとっかえひっかえ、作った。

エッチだって、一度だって気持ちいいなんて思った事はなかった。

ただ、男に合わせて感じたフリを演出するだけ。