「それって…。」






「そうだ。
渡せということだ。
当たって砕けろだ。」





「そんな簡単に言いますけどね…。」







「渡さないで後悔したいのか?」






「?!」







「お前ならいける。
やって来い。
ライトなら夕日テレビにいる。
これをつけて行け。」






芦川さんに
カードを渡される。






「これって…。
夕日テレビのスタッフさんのカード!
私の名前になってる!」






「敬太に作られたら
そんなの朝飯前だ。
行ってこい。」






私は
芦川さんに背中を押され
夕日テレビへ急ぐのだった。