「買ってこなくていいぞ。
ゆめ。
こいつのワガママに付き合うなら俺のワガママを聞け。」
ロケ弁を
ペロリとたいらげた白井さんが言う。
「どうして?
いいじゃない。
ライト。
この子暇そうよ?」
白井さんは
荒川さんを睨みつけると私の腰に手を回す。
「こいつは俺のだ。
お前はゆめに指図するな。」
「「?!」」
スタッフさん
修二、荒川さんそして私は白井さんの発言に驚く。
「これやるから我慢しろ。」
白井さんは
荒川さんにアメ玉をあげる。
「っ…。」
私は
荒川さんの痛い視線に今日一日耐えなくてはならないと思うと寒気がした。



