「ゆめなら
マネージャー補佐のこと頼んでやってもいいよ。
でも…。
金がほしいからするのか?
それだったら「ばれた。」
白井さんが平然と言う。
「オークション?」
修二が
眉を寄せて言う。
「修二も関係者なの…?」
「まぁ…。」
私はその言葉を聞いてショックを受ける。
「オークションは
セキュリティ厳重だろ?
なのにどうして?」
「こいつのせい。」
隆弘さんが
龍牙さんを指差す。
「ちょっとしくじりまして。」
「オークションへ来る時の合言葉とか…。
聞いてなかったら出てこないだろ?
しかも毎回
合言葉毎回変わるだろう?
今回は…。
ぷぷ…。
ナポリタンピーマン抜き…。」
「笑うな!」
芦川さんの
顔が真っ赤になる。



