さようなら



すると。



瞬間で嬉しそうな顔をした真也は、あたしを抱きしめる。



「えっ!?ちょっ、…!!」


その時まで手を繋ぐ、なんてことだけでドキドキだったし、それだけで「あぁ、カレカノだぁ」なんて浮かれてた。



なのに……!



近い近い近い近いっ!!





頭のてっぺんから血が吹き出る〜〜〜〜っ!!